雑感-墓の近くに住むことの心的変化

過去のブログの転載記事(2015年10月24日)

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僕は人生を通して色んな所に住みたいと願っている。

そのために今までも出来るだけ以前と違う住環境を選択してきた。

都会から山に住んだり、川の近くに住んだり、湖の近くに住んだりしてきてのだけど、折々の四季が毎日の移動やランをカラフルに彩ってくれてとても楽しかった。

一度の人生で4度美味しいみたいな感じでとても楽しい。
今まで住んでみて2回りぐらいの四季を見て、ようやくその土地の少しの腹落ちがあるような気がする。ここってそういう土地なのか。と。
ちなみにだけど、そのなかでもういちどどこに住むかと言われたら川の近くかもしれない。1日で川の流れを見るのはホッとする時間で、まあぼちぼち頑張ろうかなという気持になる。

さて今、どこに住んでるのかというとタイトルのとおり墓の前であります。
本当は海の近くに住みたかったが、仕事が忙しく、移動が無理めで諦め。
以前も墓の近くだったんだけど、今はもう墓の近くというか、目の前が墓であり、目の前だけじゃないな180度パノラマで墓が眼前にひろがる。目が覚めたら墓で、寝る前も墓である。
そんな墓ライフ。そんな生活におけるキモチがどう変わるのかを紹介。

メリットとかは色々あるんだけど(家賃は安い)
一番は「諸行無常感」を感じることである。
そうか、みんな毎日ニコニコ話してるけど、結局は誰もが終わりを迎えるタイミングが来るんだなあ。どんなふうにやっても、やらなくても、何かを成し遂げても成し遂げなくても、まあみんな結局は終わるんだなあと体感する、視覚的にというかフィジカルに生々しく体感する。
そして50年も経てばざっくり半分の人がこの世から居なくなって、100年も経てば、ほぼ全員の人がこの世からいなくなることを思う。全ての人が一巡して、全ての脳がリフレッシュされる。
ちなみにそんなことを思ってると、他人から自分ががどう思われるかが、あまり気にならなくなった。
だって、どうせ100年後には何を思っても、誰もそのことを覚えてないんだろうと。

ただデメリットは、何か悪いことはしにくい。
悪いというかさ、日々、ランニングしてると、腸が刺激されるのですね、すなわち、言わなくてもわかると思うけど。オナラが出そうになるのね。
でもお墓でおならをしてもいいのかな?ってのが毎度思う。こんなに大量の人が寝てる前でおならしてもいいのかなと。
まあ、それを考えても、結局おならするけど、なんだったら何回もおならするんだけど、わりに気になるもんであります。
だから、まあおならぐらい自由にさせていただきたいと思う人には墓ライフはちょっと向かないかもしれない。

あとよくあるのは。霊的な話でしょうか。僕は皆さんと同じく霊を信じないタイプの人間なのですが、いや信じないというより、
正確に言うと、どっちでもいいと思ってて。別に居てもいいし、居なくてもいい。僕に悪戯したり、足を引っ掛けたりしてこないならどっちでもよく。

居るかどうかは死んでから考えようというスタンスで(考えられるんですか?)まあ墓の生活で、何か霊的なものが見えるのか?と言われるともちろん見えず。見えるのは星の綺麗さだったり、墓を駆けまわる猫だったりぐらいのもん。

ただスピリチュアル大好きな人から言われたのは、墓の近くに住むというのは良いことらしく、特に金運がよくなるらしい。
まだその金運の兆しは全然見えないけど、こんなにその兆しって見えない?ってぐらいに見えませんが、まあ運が良くなるのであれば文句を言う筋合いは全然ない。しっかりとそのアドバイスを吸い込みたいなと。

そんなお墓ライフでありますが、とても静かでオススメ。
色んな人から色んなことを言われますが、よろしければ。

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