雑感-森の生活と音楽と

森の生活を初めてはや2ヶ月。
2日に一度ぐらいは散歩で森に入ってるのだけども、今までの生活のどれとも違う感覚がある。(それが知りたいから転々としてるのだけど)
初めての森なので、森に合う音楽も考えてみた、あわせて。

tu280

朝の森はどこまでも清々しい。暖かい光が全てに注がれ、全てが祝福されてるように太陽の光を受け、反射し、全てが輝いてるように見える。とても幻想的だ。
小鳥たちの声があたりに反射して八方から聞こえてくる。どこに鳥が居るか分からないが、たくさんのいろんなよく通る声で好き好きに鳴いてる。
そして木々は生命力に溢れて、力強い。空気は冷たくキリッとしてて、とても気持ちが良い。

 

 


それに合うのは彼の音楽に思う。
高木正勝の音楽は、なんだろうな。ノイズのようだが、日常にある音を彼の仕組みの中に取り入れ、全ては彼のフィルターを通じて調和される。それは精緻な感情をもった音楽のように思う。とても透き通った音だ。そこに技巧性や虚飾性はない。それが有機的な朝の森にとても合った音楽に思う。朝の森の親密さを彼の音楽がマイペースにこつこつと積み重ねてくれる。ああ、認めよう。とても気持ちがいいと。

tu0aa

ただ夜になると様相が全く違う。暗闇で1メートル先が見えなくなる。手を伸ばせば手が消えてしまうんじゃないかなと思うぐらいの暗闇である。
今まで生きてきてこのような暗闇に出会ったことはなかった。葉に一分の隙もなく遮られ光は一切入ってこない。そして葉と葉がこすれるカサカサという音だけがあたりに響く。誰かに見られてるような気がしてくる。この恐怖は霊的なモノでも暴力的な物でもなく、暗闇の恐怖という人間が感じる根源的な恐怖のように思う。そのため夕方までが森にいる限度である、夜は無理だ。夕方から徐々に空気が重く、冷ややかになり、暗闇の濃度が段々と深くなっていく。不穏な感じがあたりを包む。

 

Last Flowersは夕暮れの森の音楽に思う。
絶望の音楽だ。ただそこには間違いなく救いがある。今から夜が来るんだけど、とてもさ怖いし、危ないんだけどさ、多分、いやきっとさ、光に包まれた朝も来るからよ!みたいな音楽だ。
ただそのアコースティックギターが突っ込んでくるまでに怖くて山から降りてしまってばかりだが。救いまで行けない。

もし森の怖さというのを知らないのであれば、一度夜の森に入ってみると良いと思う。
暗闇にも色んな種類の暗闇があるのだなと感じると思う。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。