ヒマ−加齢が趣味に与える影響

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あなたの趣味はなんですか?と聞かれたら何て答えますか?
僕は日常的な趣味でなければ、という面倒くさい前置きが必要ですが、
引っ越しが趣味と答えたい(盛り上がらないので答えないけれど)

どこか別の自分が知らない街に住むことで、自分がまた見たことが無い風景や、感じたことが無い感慨に出会うのが楽しい。
まあそれぐらいなら旅行でもいいもんだけど、旅行はほぼ行かない。引っ越し一択である。
自分としてもわざわざ引っ越しするというのはハイリスクな選択だと思うのだが、住むというハイリスクを取ることで、いくつかのリターンがあると感じている。投下リスク・リターン率。現地に住むことで、現地の多くのいろいろを引き受けることになる。都会に住むなら、都会の利便性と引き換えに多くの都会の煩わしさを引き受ける、田舎に住むなら、田舎の美しい風景を引き受ける代わりに自然の過酷さも引き受けることになる。

そういう引き受けるというリスクを取ることで、その地域の色々と自分の記憶がようやく強く結びつくことになる。
たとえば覚えているのが、散歩していて鴨川の鴨たちが仲良く昼寝している風景と自分の当時の辛い思いや楽しい思い出が強く結びついている。
鴨川を歩く時に、そんなことをふと思い出す。
そしてそのような場所と記憶が、日本のいろんな地域に点在している。

ある小説家が言った「人が変わるのはふたつしかない。付き合う人を変えるか、住む場所を変えるかだ。」という言葉を聞いた、
その人が言うに、住む場所を変えると。毎日の生活パターンが変わる。そうすると毎日意思決定の多くが変わる。そして感じ方が変わる。という。そんな引っ越しの思考の遷移を僕も感じる。
そういわれると都会に住んでるときは都会的な思考になっていたし、山の麓に住んでいるときは山的な思考になっていた。

そういう経緯があり、今後も今までにない刺激がある場所に住んでいきたい。
でそろそろ今の住居(今回は墓場)から、
初の商店街沿いに住みたく、以下の物件に住もうと思い内覧に行ってきた。
・守口の長屋

物件まで見に行って、庭に猫が遊びに来たり、ワクワクする商店街で(旨い蕎麦屋があった)、新たな生活になろうと。申し込もうと思ったのだけど、申し込む直前に申請書類作成で止まってしまった。
・古民家リノベ・・・・。
・また大量に虫が入ってくる生活か。ムカデ、ハチ、G、アリ、、、
・隙間風がやばくて、冬は寒いだろうな
・2Fの階段が急だな。
・風呂が露天風呂ということは。。。
・洗濯物干しの大変そうだな。

というところで結局申し込みしなかった。
どんなことよりも刺激や面白そうというのを優先に置いていたのに、躊躇した自分に驚く。
20代なら間違いなくとりあえず住んでて、笑いながら、そんな過酷な生活を楽しんでいたはずだ。

刺激よりも安定なるマンションの選択。
虫が居るかもしれない面白い家よりも、虫が居ない普通の家の選択。
自分としては人生の岐路に居るような気がする。
商店街の次は、海の隣に住んで、高台に住んでと考えていたのだけど。

これは加齢の影響なのか、まだ判断はついていないのだけれど、
自分としては積極的に引っ越す自分でありたい、かばんひとつで引っ越すような身軽な人間でありたいと思うので、何とかこのチャレンジは続けていきたい。
肉体的な老いには抗うつもりは無いが精神的な老いには抗い続けたいところだ。

風呂が露天ってのがなあ。


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